流産した妻に夫ができること5つ【一生後悔します】

妊娠・出産

※突然のことで気が動転して、

調べた結果、

この記事を見つけた人は、

まず、

深呼吸して落ち着きましょう。

準備ができたら、

最後まで

読んでください。

 

結婚したら、子供が欲しいと思う人は少なくないはずです。

 

最近では子供ができたことをきっかけに結婚する、授かり婚。

 

一昔前では、できちゃった結婚として、マイナスのイメージでしたが、

少子化が進んだ今、ネガティブなイメージは和らいできました。

 

一方で、子供は授かるものであって、

必ずしも望んだ時にできるものではありません。

 

自分たちは、結婚式と新婚旅行が終わってから

子供は欲しいという共通の認識があったため、

結婚してからもすぐに子作りはしませんでした。

 

そして、2つの行事が終わった後、

まもなく妻の妊娠がわかりました。

 

その時、2人でとても喜びました。

 

エコーの写真で小さな生命ができたことを

不思議に思うのと同時に愛しさを覚えました。

 

そして、12月の年末繁忙期。

 

いつものように、

仕事の朝礼が終わり、忙しい一日が始まると思ったその時、

携帯が鳴り続けていました。

妻からでした。

 

ライン送ったから見て。

 

と早口で言われて切られました。

 

LINEの内容は下の通りでした。

 

赤ちゃんの心臓止まっちゃった。

 

自分は頭が真っ白になりました。

 

 

どうしよう…

どうしたらいいのだろう…

 

 

目の前の仕事は頭に入らないほど。

 

いざ、直面すると何もできないことに気づきます。

 

自分の身に起こったことではないので、なんの実感も湧きません。

 

そのような状況で、自分ができた5つの行動をご紹介します。

こちらの記事もお時間があれば、

参考にしてください。

【地雷を踏むな!】流産後の妻に言ってはいけないNGワード・トピック7つ
流産は悲しい出来事です。 自分や家族にとっても辛い時間が訪れるからです。 一方で、流産が分かったパートナーは、心身ともに想像を絶するストレスが降りかかります。 そのため、パートナーや妻と話す場合は、話す言葉や内容に細心の注...

仕事を切り上げて帰る

まだ、朝礼が終わったばかりの時間。

これから山のような仕事をしなければならない

師走の暮れ。

 

こんな状況で相談できる相手は、

隣にいる上司でした。

おそるおそる妻から来たラインを見せました。

 

すると、思わぬ答えが返ってきました。

 

そばで支えてあげてください。

 

二人の娘さんがいる上司から出た

思わぬ一言のおかげで帰ることができました。

 

次の日、改めて上司にお礼を言うと、

上司も奥さんの初産で同じ経験をしていて、

連日連夜、深夜まで仕事をしていた中、

その日はその瞬間に帰らせてもらったというエピソードを聞きました。

 

責任がある立場では、簡単に家族のために帰る決断は難しいと思います。

ただ、人生で大事な局面だという認識は必要です。

 

自分は、職場に恵まれて退社しましたが、

もしそのような職場でなくとも、帰ることが最善だと今でも感じています。

 

相手が好きなものを買って帰る

 

流産は、想像以上のショックな出来事です。

連絡は来たけど、相手がどんな状況なのか

まだ家路までわかりません。

当然、自分も不安に感じてきます。

 

そこで、帰り道で相手が好きなものがあったら、

買って帰ってあげてください。

 

もしもよくわからなかったら、

野菜スープなど温かくやさしいものでも大丈夫です。

しっかり二人分、買うことがポイントです。

 

悲しい気持ちや相手の話を聞いてあげる

 

家に着くと、今まで見たこともない

相手が絶望に包まれた姿に直面するかもしれません。

 

僕が家に帰った瞬間、家は真っ暗。

コタツで丸まりシクシク泣いている妻。

ゴミ箱には、ぐちゃぐちゃになった母子手帳。

 

正直、かける言葉が見つかりませんでした。

 

唯一できたことが、背中をさすってあげて

「大丈夫?」と声をかけてあげること・・・。

 

とても前向きになれる状況ではないことは覚悟したほうが良いです。

 

ただし、泣いていると感情は落ち着いてくるものです。

 

少し落ち着いたら、相手の話を聞いてあげてください。

 

・病院の検診であった出来事
・お腹の中の胎児の状態
・病院の先生から言われたこと
・これからのこと

 

相手もパニックになっていて、

話があちこち飛ぶかもしれませんが

とにかく耳を傾けてあげてください。

 

その話を聞き自分も悲しく辛い気持ちになりますが、

決して逃げないこと。

 

また、「次頑張ればいい」などの言葉は

思っていても、最初はかけないほうがいいです。

自分のお腹の中で命が消えてしまったことで、

悲しみに打ちひしがれている相手にとっては無神経と感じます。

 

悲しみを共有して、少しでも気持ちが楽になることを

最優先で考えてあげてください。

 

少し落ち着いて、食欲が湧いてきたと感じたら、

買ってきたものを一緒に食べましょう。

この時間は、とても大切なひとときになります。

 

二人で病院へ行く

 

相手の話を聞いて、ふと感じると思います。

 

医者から突然そんなことを言われて、
さぞパニックになっただろうな。

 

そこで、時間が許すのであれば二人で病院へ行き話を聞くことをおすすめします。

 

自分の場合、次の日が休みだったので、朝一番で病院へ行きました。

その頃には、妻もだいぶ状況を受け入れていました。

病院へ着き、もう一度検診を受け、僕も呼ばれました。

 

そこで医者から言われたのが次のとおりです。

・胎児の発育は止まっている
・心音は聞こえない
・自然に出てくる場合もあるが、手術して取り除くことが最善

 

そして、手術する場合は同意書が必要との話。

よくあるドラマと同じです。

手術当日までに署名をして持参してきてくださいとのこと。

 

手術は10日後に決まりました。

 

手術に立ち会う

 

流産の手術は日帰りでできます。

ただし、手術の際立会いが必要です。

家族なら良いらしいですが、必ず立ち会ってあげてください。

 

年末でしたが、前段の上司のおかげで有給を取得。

 

朝から病院へ行き、手術前の説明を受けた後、

妻は診察台へ。

「旦那さんは待合室でお待ちください。終わりましたら、お呼びします。」

と看護士さんから説明。

 

麻酔をかけられて手術。

 

30分くらい経過して、呼ばれて病室へ。

 

すると、妻は麻酔からすぐに覚め、気分が悪くなり嘔吐。

 

2時間くらい経ち、麻酔が抜けて午前中で病院から帰宅。

お腹が減ったと言い、途中の帰り道でおいしいランチを食べる姿を見て

とても安心したのは今でも覚えています。

 

自分も妻も手術は初めて。

年末でお互い仕事も忙しい中での出来事。

何もかも不安だらけ。

そんな状況だったからこそ立ち会ってよかったと思っています。

 

【ここが大事!】手術後のケア

流産した妻に夫ができることを5つご紹介しました。

手術が終わり、身体に関わる物理的な対処は完了したと思うかもしれません。

しかし、実際にここからが本当に大変な時間が訪れます。

それは、

メンタルのケア

です。

近親者の死は、大変ストレスがかかります。

ストレスの強さを測るものさし
ストレスを整理整頓したら、今後、人生のどこでどうやって生かして使っていくかの具体的な話を進める前に、今回は、ストレスの順位づけの参考になる「ものさし」をご紹介しましょう。

この記事でも分かるとおり、

親族の死は、個人の病気よりもストレス度が高いです。

私の妻は、大変なことでもストレスを跳ね返すタイプでしたが、

流産した後は、かなり不安定になりました。

私も、赤ちゃんがいなくなったことは、とても残念で

毎日辛い気持ちでいっぱいでしたが、

それを凌ぐくらい辛かったのだと思います。

その経験でお互いに回復していけたのが、

痛みに寄り添うこと

だったのだと感じます。

 

なぜ流産したのか?

なぜ子どもが生まれなかったのか?

なぜ辛い経験をしなければいけないのか?

 

流産した女性は、必ず調べます。

その経緯に至った理由を知りたいからです。

一方、男性は調べません。

たまたま運が悪かった。

次があるから大丈夫だろう。

 

このようなすれ違いから、価値観の不一致が起こります。

 

誰も望みませんよね…

まさかって感じですよね…

でも、ここが大きなターニングポイントです。

この価値観の不一致を埋め合わせるために、

男性側から赤ちゃんを失ったお母さんの気持ちを理解しようとするしかありません。

そこで、辛い気持ちへ理解を深めることができるものをご紹介します。

 

ママ、さよなら。ありがとう 天使になった赤ちゃんからのメッセージ Kindle版

Kindleの書籍です。

流産で赤ちゃんを失ったお母さん向けに書かれています。

内容の概略は次のとおりです。

生まれなかった命にもすべて意味がある。赤ちゃんはみなメッセージを携えてくる。「ありがとう」「家族と仲良くね」
産科医であり、日本でただ一人の胎内記憶の研究者でもある著者が、流産・死産した赤ちゃんからメッセージを受け取ったお母さんの体験談を交えて贈る、心温まる「命」の話

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ともに生きる―たとえ産声をあげなくとも

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流産死産経験者で作るポコズママの会が書いた本です。

内容の概略は次のとおりです。

わが子の死—-
これほど親にとって深い悲しみと絶望を感じる経験はないだろう。
それは、亡くなった「わが子」が何歳であっても変わらない。
たとえ、産声をあげなくとも。
流産・死産を経験した11人の手記と
4人の医療従事者のコメントでつづる、
親の思いとケアのあり方を示した1冊。

 

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誕生死

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流産死産新生児死で子をなくした親の会が書いた本です。

内容の概略は次のとおりです。

「がまんしなくていいの。思いっきり泣きなさい」 出産前後に赤ちゃんを亡くした悲しみを11家族が実名で、ありのままに綴った小さな命の物語。小学4年生以上から読めるふりがなつき。

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知られざる赤ちゃんの死を丹念に取材したルポルタージュです。

内容の概略は次のとおりです。

妊娠すれば元気な赤ちゃんが生まれるはず――
そう思っている人は少なくない。
でも実際は悲しみの中で出産に挑む妊婦もいる。
「赤ちゃんの心臓が止まっています」「赤ちゃんに病気があります」
そんな宣告をされて出産を迎える妊婦たち。
幸せオーラに満ちた産婦人科で、一人地獄に迷い込んだ苦しみを抱える。
深い暗闇の中に沈む親たちの背中を押す温かいお見送りやグリーフケアや、
NICUのいまをルポする。

 

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流産は、簡単に受け入れることはできません。
女性男性を問わず悲しみは同じ分だけあるはずです。
痛みに寄り添って、流産という辛い経験を旦那(夫)の立場から理解を深めることができれば、
乗り越える壁は高くはありません。
一生残る後悔をしないためにも、
まずはできることから、無理のない範囲で実践してください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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